メッセージ
2020年11月8日 聖書 ペトロの手紙Ⅰ 1:3~9 メッセージ「試練と信仰」望月智牧師
(中心聖句)6節後半~7節
今しばらくの間、いろいろな試練に悩まねばならないかもしれませんが、あなたがたの信仰は、その試練によって本物と証明され、火で精錬されながらも朽ちるほかない金よりはるかに尊くて、イエス・キリストが現れるときには、称賛と光栄と誉れとをもたらすのです。
「試練と信仰」これは私たちにとって大きなテーマです。私たちは、なぜ様々な試練にあうのか? 試練の中で信仰をどう考えるべきでしょうか?
讃美歌第1篇413の1番に次のような歌詞があります。
>父のみかみよ、この年も、みわざのために ささぐれば
>わが身にさちの あらずとも 常にあらわさん みさかえを
つまり、自分自身の幸福よりも、常に神の栄光を表すという内容です。なかなかこの心境になることは難しいと思います。
今日の聖書では、神は豊かな憐れみで私たちを新たに生まれさせ、イエス・キリストの復活により生き生きとした希望を与えることを教えています。(3節)
中心聖句として引用した6節後半~7節には、「試練と信仰」が示されています。聖書が私たちに教えていることは、“苦しみに意味がある”ということだと思います。神の計画を私たちが完全に知ることはできません。しかし、苦しみと同時に救いの道も用意してくださるのです。
(コリントの信徒への手紙Ⅰ 10:13)
“あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。”