メッセージ
2021年2月14日 聖書 ローマの信徒への手紙8:26~30 メッセージ「万事が益になるように」望月智牧師
中心聖句
(26節)同様に、“霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、“霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。
(28節)神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。
大勢の前で祈ることに負担を感じている人は多いと思います。何を祈ってよいか分からない、恥ずかしい、自信がないという理由だと思います。
本日の聖書は、“祈り”について教えています。祈ることは自分ひとりだけの孤独な作業ではありません。本日の聖書は、神の力である「霊」(聖霊)が私たちを助けてくれることを教えています。どう祈るべきか分からない私たちに対して、「霊」も“うめき”をもって「執り成し」(仲介)をしてくださるのです。(26節) 祈りは、人と聖霊(神の力)の共同作業と言うことができます。
神の力である「霊」(聖霊)は、「万事が益となるように」(28節)共に働いてくださいます。これは、何でも私たちの思い通りになるという意味ではありません。私たちが望まない結果であったとしても、神は私たちに“ふさわしい道”を備えてくださるのです。
コリントの信徒への手紙Ⅰ 10:13
あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。
沖縄ではコロナの感染が減少しつつありますが、まだ2月は緊急事態が続いています。先の見えないトンネルを進んでいるような感覚の人は、多いと思います。3月という年度末の別れと出会いの時期を前にして、不安を感じることでしょう。
コリントの信徒への手紙にあるように、神は「逃れる道」を備えてくださるのです。日々、希望をもって歩みましょう。